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1997年に一回だけ金曜ロードショーで放送されて、最後まで見られなかった記憶がある映画。
西暦2017年。政府は人口増加を抑制するため産児制限法を制定、女性は子供を1人しか産めない事になった。
元軍人のジョン・ブレニックと妻のカレンは最初の子供を亡くしたため、法を破る事を承知の上で2人目の子供を宿した。
法を破ってでも子供を産み育てたいと願う2人は国外脱出を計画するが失敗、2人は逮捕され、史上空前のハイテクを駆使したフォートレス刑務所へ送られる。
ジョンは囚人たちのボスのマドックスや刑務所長のポーからの迫害にもめげず、仲間のゴメスやD-デイたちと協力して、脱獄を試みる。
ということで、そういえばそんな映画だったような。
主演はクリストファー・ランバート。自分は「ハイランダー 悪魔の戦士」（’86）が大好きであっちは深夜映画でやってたころビデオに録って何回も見たなあという思い出。
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敵役の刑務所長には「ロボコップ」（’87）のクラレンス役でおなじみのカートウッド・スミス。ムショのお仲間の一人に「コマンドー」（’85）のベネット役のヴァーノン・ウェルズを迎えてまさに80年代後半～90年代前半の映画だぜという配役。
主人公の収監される刑務所はマザーコンピューターによって厳格に管理され、囚人たちは逃げ出せないように小型爆弾を飲み込まされる。そしてなにかやらかせば電撃で懲罰。無理に逃げれば腹に穴が空き、ムショ仲間にはレイプされる。果ては睡眠中も脳内を監視され、妻との甘い思い出を夢に見ようものなら所長の一存で電撃懲罰である。
脱獄モノのお約束の頼れる仲間たちは難題をクリアするたびこれまた次々と死んでいく。仲間の犠牲と引き換えに所長と対決し脱出を目指す主人公を待つ結末は……。
と若干ラストの蛇足が気になったが当時は最後まで見れなかった映画なのですっきりした。
余談だが監督のスチュアート・ゴードンには本作の前に「ペンデュラム/悪魔のふりこ」という作品がある。舞台は魔女狩りが盛んな15世紀末のスペインだが基本となる筋書きが本作と似ている。セルフリメイクのような形で本作に翻案されたのかもしれないなとちょっと思った次第。興味があればそちらもご覧あれ。
